(2026/11/2)AIが書き、AIが読む論文-生成AI時代の学術コミュニケーション-【ハイブリッド開催】
研究・イノベーション学会 第41回年次学術大会 企画セッション
(学会員、年次大会参加申込者以外の方も参加可能です)
1.開催日時
2026年11月2日(月)18:30-20:00(参加費:無料)
2.開催方式
ハイブリッド開催(会場:東京科学大学大岡山キャンパス西8号館10階大会議室)
Zoom(参加申込者にご案内いたします)
3.参加申込
3.概要
生成AIの普及は、論文の書き方や読まれ方だけでなく、学術知識そのものの生産・流通・評価の構造を組み替えつつある。日本では公的資金による研究成果の即時オープンアクセス化が始動し、機関リポジトリと研究データ基盤の整備が進むが、その意義は「誰でも読める」ことにとどまらない。機械可読で再利用可能な形で研究成果が蓄積されることは、AIが学術知識を学習・処理する時代の基盤整備そのものであり、オープンサイエンスの目的は人間の閲覧から機械の処理を前提とした公開へと重心を移しつつある。本報告では、オープンサイエンス政策の国際動向と日本の現在地を概観したうえで、生成AIが学術コミュニケーションにもたらす構造的転換を、(1)査読と品質保証を誰がどう担うのか、(2)公開された知識をAIが利用することの対価と持続可能性をどう設計するか、(3)論文数・被引用数を中心とした研究評価がどこまで有効性を保つのか、という三つの論点から整理する。そのうえで、学術情報流通の担い手が大きく再編されるなかで、日本の研究環境と学協会・大学が取りうる選択肢を、研究・イノベーション政策の観点から提示したい。
4.登壇者および演題
(1)同志社大学 免許資格課程センター 教授 佐藤 翔 氏 (オンライン登壇)
「査読におけるAI利用の可能性と限界」
(2)中西印刷株式会社 取締役CIO 中西 明日輝 氏
「出版社の現場から見た、AI論文の技術的な実態と対応」
(3)文部科学省 科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室長 林 和弘 氏
「オープンサイエンス政策が見通してきたもの ― 生成AIが変える学術情報流通と研究評価」
5.主催および共催
主催:研究・イノベーション学会 大学経営研究懇談会
共催:紀要編集者ネットワーク
6.謝辞
本セッションは、
・JSPS科研費 JP25K15810「日本の〈図書館出版〉の現状・課題・可能性:ダイヤモンドOA振興に向けた基礎調査」
・JSPS科研費 JP23K02501「大学評価への計量書誌指標の導入のもたらす人文社会科学研究への逆機能性に関する研究」
の助成を受けて開催するものである。
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